第106回全国高校野球宮城大会決勝が7月23日、楽天モバイルパークで行われ、聖和学園が仙台育英を8-5で下し、春夏通じて悲願の初甲子園出場を決めた。
聖和学園は19安打8得点の猛攻と、先発・斎藤佑樹の力投、リリーフ・千葉桜太の好投で仙台育英を破った。
八島知晴監督は試合後、安堵の表情を浮かべ、打線と投手陣をねぎらった。三浦広大主将も2年前の雪辱を果たし、感無量の様子だった。
聖和学園、19安打8得点の猛攻で仙台育英を圧倒
- 聖和学園打線が仙台育英投手陣を攻略
- 八島監督「割り切って覚悟を決めて、積極的にいった」
聖和学園打線は、この日19安打8得点と大爆発した。
豊富な投手陣を誇る仙台育英相手に、八島監督は「もう普通にいってもやられてしまうので、割り切って覚悟を決めて、覚悟を決めた分、きちっと狙ったもの、行こうと思ったところは積極的にいきました」と語った。
聖和学園打線の積極的な姿勢が、仙台育英投手陣を攻略する鍵となった。
聖和学園の打線は、1番から9番まで切れ目なく仙台育英投手陣を攻め立てた。
中でも4番・三浦主将は3安打2打点と大暴れ。2年前の決勝でスタメン出場しながら敗れた仙台育英相手に、見事にリベンジを果たした。
聖和学園打線の活躍が、チームの歴史的勝利を引き寄せた。
先発・斎藤佑樹が7回途中4失点の力投、リリーフ・千葉桜太も好投
- 斎藤佑樹が粘り強く7回途中を投げ抜いた
- 千葉桜太がリリーフで流れを渡さず
聖和学園の先発・斎藤佑樹は、7回途中まで4失点に抑える力投を見せた。
八島監督は「本当に斎藤佑樹が粘り強くなげてくれて、体力的にもきつかったと思うんですけど、彼らしいピッチングをしてくれて粘って粘って」と称賛した。
斎藤佑樹の粘り強いピッチングが、チームを勝利に近づけた。
7回途中から登板したリリーフ・千葉桜太も、仙台育英打線を1失点に抑え、流れを渡さなかった。
八島監督は「いい形で千葉につなぐことはできた」と語り、千葉桜太の好投をねぎらった。
先発と中継ぎが噛み合った聖和学園の投手リレーが、仙台育英打線を8得点に抑え込んだ。
三浦広大主将「2年間、ずっと悔しい思いをしてました」
- 三浦主将が2年前の雪辱を果たす
- 「リベンジできたっていうのは自分たちの2年間が報われたような気がして、すごいうれしかった」
聖和学園の三浦広大主将は、2年前の決勝でスタメンながら仙台育英に敗れていた。
あの時の悔しさを胸に、この日は3安打2打点の活躍で仙台育英にリベンジを果たした。
三浦主将は「2年間、ずっと悔しい思いをしてました。やっとリベンジする場が来て、リベンジできたっていうのは自分たちの2年間が報われたような気がして、すごいうれしかった」と喜びを爆発させた。
三浦主将は1年生の時からチームの中心選手として活躍してきた。
2年生の夏には4番に座るなど、チームを牽引する存在だ。
そんな三浦主将が最後の夏に悲願の甲子園出場を決め、歓喜の涙を流した。三浦主将の活躍とリーダーシップが、聖和学園の歴史的勝利の原動力となった。
八島知晴監督「最後の最後まで分からない試合だった」
- 八島監督が接戦を予想していた
- 「試合前に”3試合分、今日はやるぞ。精神的にも身体的にもタフなゲームになる”と話はしていた」
聖和学園の八島知晴監督は、試合後に「最後の最後まで分からない試合だった」と振り返った。
八島監督は試合前から接戦を予想しており、選手たちに「3試合分、今日はやるぞ。精神的にも身体的にもタフなゲームになる」と話していたという。
その予想通り、試合は激戦となった。
八島監督は「その通りの内容でした」と苦笑いを浮かべながら、選手たちの奮闘をねぎらった。
八島監督の読みの鋭さと、選手たちへの細やかな指示が、聖和学園の勝利を導いた。
八島監督の手腕が、聖和学園の歴史的快挙の裏にあった。
聖和学園、悲願の初甲子園出場で歓喜のグラウンド
- 聖和学園ナインが歓喜に沸いた
- 春夏通じて初の甲子園出場を決める
試合終了の瞬間、聖和学園ナインはグラウンドに飛び出し、抱き合って喜びを爆発させた。
春夏通じて初の甲子園出場を決め、歓喜のるつぼと化したグラウンド。
選手たちは笑顔で記念撮影に収まり、聖和学園の歴史に残る一枚を残した。
聖和学園は1991年に硬式野球部を創部。
これまで何度も甲子園出場まであと一歩のところまで迫りながら、悲願の舞台には手が届いていなかった。
それだけに、この日の快挙は聖和学園ナインにとって感慨深いものとなった。歴代の OB たちの思いを背負って戦った聖和学園ナインは、歓喜の瞬間を迎えた。
聖和学園の快挙は宮城県勢にとっても朗報
- 聖和学園の甲子園出場は宮城県勢にとっても朗報
- 仙台育英以外の宮城県勢の甲子園出場は久しぶり
聖和学園の甲子園出場は、宮城県勢にとっても朗報となった。
これまで宮城県勢の甲子園常連校といえば仙台育英だったが、聖和学園の快挙で新たな風が吹いた。
聖和学園の活躍は、宮城県の高校野球界に新たな活力を与えるものとなりそうだ。
聖和学園の選手たちは、県勢の期待を背負って甲子園の舞台に臨む。聖和学園の快進撃が、宮城県勢に勇気と希望を与えている。
聖和学園が宮城県勢の新たな雄となるか
聖和学園は、宮城県大会を制して悲願の初甲子園出場を決めた。
19安打8得点の猛攻と、先発・斎藤佑樹の力投、リリーフ・千葉桜太の好投が勝利の方程式となった。
八島知晴監督の手腕と、三浦広大主将の活躍とリーダーシップも光った。
聖和学園ナインは歓喜のグラウンドで、歴史的快挙を祝った。
聖和学園の甲子園出場は、宮城県勢にとっても朗報となった。
仙台育英以外の宮城県勢の甲子園出場は久しぶりで、聖和学園の活躍は県内に新たな風を吹き込んだ。
聖和学園は、この勢いを甲子園に持ち込み、宮城県勢の新たな雄となれるか。
聖和学園の快進撃は、まだ始まったばかりだ。