2026年最新版 サッカーイラク代表のメンバーと注目選手紹介【2026ワールドカップグループI】

1986年メキシコ大会以来、何と40年ぶりのワールドカップ出場を決めたイラク代表ですが、大陸間プレーオフでは格上と目された南米のボリビアを打ち破り見事出場権を手にしました。
アーノルド監督は母国のオーストラリアを率いていた時はポゼッション志向だったものの、イラク代表では現実路線で堅守速攻を徹底し、僅差の勝負を際どくものにしてきました。
本大会ではフランス、セネガル、ノルウェーとどれも圧倒的格上で相当厳しい戦いが待っているのは間違いありませんが、知る人ぞ知るアジアでも屈指の2トップであるアル・ハマディとアイメン・フセインをはじめ、鋭いカウンターを格上に浴びせてジャイアントキリングを起こす可能性も0ではありません。
前回大会サウジアラビアがアルゼンチンを倒すと思った人はいなかったと思います。
イラクがその再現をしないと言い切る事はできません。
今回はそんなイラク代表の最新の戦術、メンバーと予想フォーメーション、そしてもし本大会で日本と対戦した場合のシミュレーションを紹介したいと思います。
【2026年最新】サッカーイラク代表の基本戦術・プレースタイル
現実路線への転換と、圧倒的な中盤の強度。強豪ひしめくグループで大物食いを狙うアジアの雄のシステムをスマートに解説します。
◆ 攻撃:アーノルド監督による現実路線へのシフトと縦へのスピード
アーノルド監督のもと、伝統的なポゼッション志向から現実路線へとシフト。中盤の強度と縦方向へのスピードを最大限に活かす「ミドルプレス速攻型」のスタイルを確立しています。
高い位置での奪取から素早くフィニッシュへ持ち込むため、守備ラインを戦略的に高く設定。ボランチのアイマール・シェルを起点に、プレミア経験者のアル・ハマディ(現在は3部ルートン所属)と190センチの長身アイメン・フセインの強力な前線コンビが効率よく得点を狙うメカニズムがチーム全体に共有されています。
◆ 守備:世界水準のセカンドボール奪取とショートカウンター
イラクは自陣にリトリートするのではなく、ミドルゾーンでの奪取から効率の良いショートカウンターを狙うのが基本です。
ただし、W杯本大会で対戦するフランスやセネガルといった世界の超格上を相手に大崩れを防ぎ、勝機を見出すためには、引かざるを得ない展開になる可能性は高いですし、最後の砦である守護神バシルの獅子奮迅の活躍が不可欠となります。
イラクが所属するグループIの4カ国分析記事はこちら👇
2026ワールドカップI組 イラク代表 試合スケジュール
| 日付 | 時間(日本時間) | 対戦相手 | 会場 |
|---|---|---|---|
| 6/17(水) | 07:00 | イラク vs ノルウェー | ボストン |
| 6/23(火) | 06:00 | フランス vs イラク | フィラデルフィア |
| 6/27(土) | 04:00 | セネガル vs イラク | トロント |
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2026年最新サッカーイラク代表メンバー
イラク代表 予想フォーメーション(4-4-2)
イラク代表 予想スタメン一覧
| 位置 | 選手名 | 年齢 | 身長 / 体重 | 所属クラブ |
|---|---|---|---|---|
| GK | アフメド・バシル | 29歳 | 184cm / 79kg | アル・ショルタ(イラク) |
| RSB | フセイン・アリ | 24歳 | 183cm / 74kg | ポゴニ・シュチェチン(ポーランド) |
| CB | ザイド・タシーン | 25歳 | 187cm / 79kg | パフタコール(ウズベキスタン) |
| CB | アカム・ハシム | 27歳 | 184cm / 81kg | アル・ザウラー(イラク) |
| LSB | メルカス・ドスキ | 26歳 | 173cm / 72kg | プルゼニ(チェコ) |
| CMF | アイマール・シェル | 23歳 | 175cm / 65kg | サルプスボルグ08FF(ノルウエー) |
| CMF | アル・アマリ | 28歳 | 184cm / 71kg | クラコヴィア(ポーランド) |
| LWG | ユセフ・アミン | 22歳 | 175cm / 68kg | AEKラルナカ(キプロス) |
| RWG | イブラヒム・バエシュ | 26歳 | 177cm / 73kg | アル・ダフラ(UAE) |
| FW | アリ・アル・ハマディ | 24歳 | 187cm / 76kg | ルートン(イングランド3部) |
| FW | アイメン・フセイン | 30歳 | 190cm / 83kg | アル・カルマ(イラク) |
イラク代表メンバー詳細解説(4-4-2)
GK
アフメド・バシル(GK)
さほどGKとしては身長は高くないもののハイボールに強く、シュートへの反応も早いイラクの守護神。
DF
フセイン・アリ(RSB)
右サイドを鋭く突破しての正確なクロスが武器で、守備対応も苦手にせず守備面でも頼りになるサイドバック。
ザイド・タシーン(CB)
パリ五輪予選でも日本と戦ったイラクの守備の要。1対1に強くカバーリング能力も高くフィード能力も高い。
アカム・ハシム(CB)
対人に絶対の自信を持ち、左足の精度も非常に高い屈強なセンターバック。
メルカス・ドスキ(左SB)
ドイツ生まれで現在はチェコの名門プルゼニでプレーする左SB。
豊富な運動量と対人に強い守備が売りで、攻撃参加のタイミングも絶妙。
MF
アイマール・シェル(CMF)
スウェーデンの年代別経験があるパスセンスに優れたCMF。
イラクの攻撃の拠点となるのはこの人から。
アル・アマリ(CMF)
スウェーデン出身で1対1に強く攻撃参加も得意なCMF。
1対1の強さは攻撃にも守備にも活かされ、イラクの大きな活力に。
ユセフ・アミン(RW)
ドイツ生まれでドルトムント下部組織出身でU-19代表歴もあるドリブラー。
圧倒的なテクニックで敵陣を突破できる貴重な存在。
イブラヒム・バエシュ(LW)
1対1で局面を打開できる強烈なレフティーのドリブラーで個で大きな違いを生み出せ、イラクの攻撃に欠かせない存在。
FW
アリ・アル・ハマディ(FW)
左右両足を遜色なく使えるイラクのダブルエースの一角。
リバプール育ちで24-25年にはプレミア(イプスウィッチ)でプレー経験あり。
※現在は3部ルートンにレンタル中
アイメン・フセイン(FW)
重要な試合でことごとく決勝点を上げてきたダブルエースの一角。
日本のファンにとっては、2024年アジアカップで日本代表がまさかの敗北(1-2)を喫した際、ヘディングで2得点を叩き込んできた恐怖の天敵としてあまりにも有名です。
190センチの屈強なフィジカルを活かしたポストプレー、裏への抜け出し、そしてクロスに対する圧倒的な空中戦の強さと、強豪国のDF陣を1人で破壊する要素を全て兼ね揃えています。
個人的にはJ1で見てみたい選手ですが、インドネシアのペルシブ・バンドンに移籍するのではという噂が流れているようです。
パリ五輪予選でもお馴染み? イラク期待の若手アリ・ジャシム
今回のスタメン候補には入っていませんが、イラクにはもう1人期待の星がいます。
それが、アリ・ジャシムです。
アリ・ジャシム(22歳 LW 所属チーム アル・ナジマ(サウジアラビア)
圧倒的なテクニックとスピードを誇る左ウインガーで、パリ五輪予選でも日本と激闘を繰り広げた時のアリ・ジャシムを覚えている方も多いのではないでしょうか?
現在のジャシムの保有元はセスク・ファブレガスが率いるセリエAのコモで、24-25シーズンにはセリエAデビューも飾った逸材です。現在はコモからサウジ1部のアル・ナジマにレンタル移籍中となっています。
日本代表が攻略すべきイラク代表のポイント
① 徹底的なセカンドボールの回収と起点潰し
イラクの最大の武器は、アーノルド監督が仕込んだミドルゾーンでの「圧倒的なセカンドボール奪取力」です。ここを制圧されると日本の2シャドーにボールが渡らなくなります。
日本代表としては、遠藤航や佐野海舟らがガチバチに中盤の強度を高め、ボランチのアイマール・シェルからの配給ルートを寸断。相手が得意とするミドルゾーンからの高速ショートカウンターを根元から叩き潰す必要があります。
② 強力2トップへのチャレンジ&カバーとリスク管理
アジア屈指の破壊力を持つ強力2トップ(フセインの高さ、ハマディのフィジカルと推進力)に対し、日本の3バックが常に2人以上の数的優位を作って挟み込むチャレンジ&カバーを徹底して個別に孤立させることが最重要です。
特にプレミアとチャンピオンシップ(2部)での経験があり、現在はイングランド3部で揉まれるアル・ハマディの裏抜けに対しては、伊藤洋輝や板倉の反転スピードで先回りし、前を向かせない構造を作ることが失点リスクを最小限に抑える鍵となります。
③ ハイラインの背後を突くアジリティ勝負
イラクはミドルプレスから素早くフィニッシュへ持ち込むため、守備ラインをかなり高めに設定する弱点があります。
ボールを奪い返した瞬間、久保建英らの2シャドー、そして両翼の堂安律や中村敬斗が、イラクの高く設定されたDFラインの裏スペースへ最短最速で飛び出します。アジリティや反転スピード勝負になれば日本が圧倒的に有利なため、ここで一気に勝負を決められます。
イラク戦の勝敗予想と展開シミュレーション
スコア予想:日本 2-0 イラク(日本勝利)
想定される試合展開:
前半は日本がセカンドボールを支配しつつゲームを掌握。イラクはアイマール・シェルを起点にアル・ハマディの突進を狙いますが、日本の中盤の強度で彻底管理。前半のうちに日本の最大の強みである俊敏性を活かしてハイラインの裏を突き、先制ゴールを奪います。
後半、焦ってさらに人数をかけ守備ラインを上げてきたイラクに対し、日本は交代カードで前線のフレッシュさを保ちつつ高速トランジションを発動。後半終盤、前がかりになった相手の隙を突き、値千金の追加点を奪って盤石のクリーンシート(無失点)で勝ち切る展開をイメージします。
日本が勝機を掴むためのポイント:
🔹 先制点を奪ってゲームを落ち着かせること(リードを奪えばイラクは前に出ざるを得なくなり、日本の大好物である高速カウンターの餌食へ引きずり込めます)
🔹 アイメン・フセインへのロングボール合戦に競り勝つ規律(空中戦の勝負自体をさせないよう、クロスの出所へウイングバックが素早く縦スライドして制限をかける)
🔹 守護神バシルを破るためのグラウンダー攻略(単調なハイクロスを避け、ポケットを突いたマイナスクロスや素早いロークロスで揺さぶる)
まとめ|イラク代表は「ジャイアントキリングの再現を狙う危険な伏兵」
・伝統的なポゼッションから、アーノルド監督のもとで「ミドルプレス速攻型」の現実路線へと完全シフト
・フセインの高さとアル・ハマディの推進力という、アジア屈指の破壊力を持つ強力2トップが最大の武器
・高いセカンドボール回収力を誇り、フランスやセネガルといった超格上相手でも一発を沈める再現性を持つ
イラク代表が入ったグループIはフランス、セネガル、ノルウェーと非常に厳しい組ですが、とんでもないアップセットを起こす可能性もゼロではありません。
彼らが激戦区グループIでどのような波乱を巻き起こすのか、今から大会本番が楽しみでなりません。
グループI各国の戦力分析はこちらから👇