2024年度の第106回全国高校野球選手権東東京大会準々決勝が行われ、東京高校が延長11回タイブレークの末に6-5で日大豊山高校に勝利し、初の4強入りを果たしました。
東京高校は春の都大会では4回戦で日大豊山に0-7の完敗を喫しており、見事にリベンジに成功しました。
この試合でプロ注目の右腕、永見光太郎投手(3年)が11回を投げ切り、チームに新たな歴史をもたらしました。
ここでは、東京高校の劇的な勝利と永見光太郎投手の活躍を紹介したいと思います。
前回までの記事はこちら
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東京高校が初の4強入り、永見光太郎投手が11回を投げ切る
- 東京高校が延長11回タイブレークの末に日大豊山高校に6対5で勝利
- 6回まで0対4の劣勢から8回に同点に追いつき、延長戦へ
- プロ注目の右腕、永見光太郎投手が11回を投げ切り、チームに新たな歴史をもたらす
東京高校は、6回まで0対4と劣勢に立たされていましたが、7回に1点、8回に3点を奪って同点に追いつき、延長戦に持ち込みました。
延長11回表に1点を失いましたが、その裏に2点を奪ってサヨナラ勝ちを収めました。
逆転サヨナラの場面では、4-5で1点ビハインドで2アウト満塁で、セカンドゴロで日大豊山の勝利かと思いきや、セカンドの悪送球でランナー二人が一気に生還し逆転サヨナラとなる壮絶な試合でした。
この試合でもプロ注目の右腕、永見光太郎投手が11回を投げ切り、チームを勝利に導きました。
今日は延長を含めて5失点したものの、要所は抑えてすしっかり完投したのはさすがというしかありません。
特に、延長タイブレーク(ノーアウト1、2塁から攻撃)に突入した10回表は自らのエラーで無死満塁のピンチを招いたにも関わらず、次打者を投ゴロに打ち取り2-1-3のダブルプレーに切って取り無失点に抑えた場面は圧巻でした。
永見光太郎投手は、今日は連戦の疲れからかストレートは130キロ台のボールが多かったものの、カットボール、カーブ、フォークと変化球を多様しながらも終盤にギアを上げて9回には142キロを計測するなどスタミナも十分ある印象を受けました。
直球だけではなく変化球も多彩でコントロールが良いかなり良い投手だと感じました。
準決勝の相手は強打の帝京
東京高校の永見光太郎投手と低反発バットをものともしない帝京高校の強力打線の対決が大きな注目を集めるのは間違いなく、永見投手が帝京打線をどこまで抑えられるかが、試合の鍵を握ることになりそうです。
この試合はじっくり楽しめそうです!
永見光太郎投手は初戦から1人で投げ続けていて疲労が心配ですが、準決勝の帝京戦は土曜開催でやや日程に余裕があるので、しっかり休養してできる限り良い状態でのピッチングに期待したいですね!
あるスカウトは広島の森下のようだと氷見投手を絶賛しているので、今後さらに注目を集める選手になるのは確実だと思われます。
今は全国どこからでもネットで各地の試合が見られるようになったので本当に便利だと思います。