東京都の高校野球の強豪校である帝京高校が、第106回全国高校野球東東京大会準決勝で東京高校を13-3と大差で下し、11年ぶりの甲子園出場に王手をかけました。
MAX143キロの速球と多彩な変化球を誇る東京高校のエース・永見光太郎投手を攻略し、18安打13得点の猛攻を見せた帝京高校。
ここでは、その試合の詳細と、甲子園出場を目指す帝京高校野球部の現状について深掘りしていきます。
帝京高校、4回に3点を先制し試合の流れを掴む
- 1番・表西優志選手の2点適時打などで3点を先制
- 130km/h後半の速球と多彩な変化球を誇る永見光太郎投手から3回まで無得点も、4回に攻略
- 表西選手は4安打3打点3盗塁の大活躍で勝利に貢献
帝京高校は、1番・表西優志選手の2点適時打などで4回に3点を先制し、試合の流れを掴みました。
東京高校のエース・永見光太郎投手は、MAX143キロの速球と多彩な変化球を誇る都内屈指の右腕で、3回までは帝京高校打線を抑えていましたが、4回に入ると徐々に帝京高校打線に攻略されていきました。
特に、1番の表西選手は4安打3打点3盗塁と大活躍し、チームの勝利に大きく貢献しました。
表西選手は50メートル走5秒9という俊足と、高校通算9本塁打を誇るパワーを兼ね備えた選手で、新チームでは不動の1番に座っています。
試合後のインタビューでは「ずっと冬からやっている自分のスイングをすることを意識していた。カットボールを待って本塁打できるくらいの気持ちで待っていた。打ったのはほとんど変化球だった」と語り、変化球を的確に捉えていたことを明かしました。
また、「(決勝も)絶対勝ちます」と、次戦への強い意気込みを見せました。
5回には富浜琉心選手の3ランで突き放す
- 5番・富浜琉心選手の左越え3ランなどで突き放す
- 富浜選手は4安打4打点の大暴れ
- 8回コールドで東京高校に大差をつけて勝利
帝京高校は4回に3点を先制すると、続く5回には5番・富浜琉心選手の左越え3ランなどで加点し、東京高校を突き放していきました。
富浜選手は4安打4打点と、表西選手に負けず劣らずの大暴れぶりで、チームの大量得点に貢献しました。
結局、帝京高校は8回コールドで東京高校に13-3と大差をつけて勝利し、11年ぶりの甲子園出場に王手をかけました。
東京高校のエース・永見投手を攻略し、18安打13得点の猛攻を見せた帝京高校の打線は、まさに破壊力抜群といえるでしょう。
大阪・豊中リトルシニア出身の表西選手、前田三夫前監督の誘いで帝京高校へ
- 表西選手は大阪・豊中リトルシニア出身
- 前田三夫前監督(現名誉監督)からの熱心な誘いを受け帝京高校に入学
- 「野球に没頭できる環境。親も信頼して置いてくれている」と語る
帝京高校の1番・表西優志選手は、大阪・豊中リトルシニア出身の選手です。
中学時代から野球の名門として知られる豊中リトルシニアで腕を磨き、高校進学の際には、帝京高校の前田三夫前監督(現名誉監督)から熱心な誘いを受けて帝京高校に入学しました。
表西選手は「野球に没頭できる環境。親も信頼して置いてくれている」と語り、帝京高校の野球部での生活に満足している様子です。
遠く離れた大阪から東京に拠点を移し、野球に打ち込める環境を求めて帝京高校を選んだ表西選手。
その決断が、今回の大活躍につながっているのかもしれません。
帝京高校野球部の近年の成績と甲子園での活躍
- 帝京高校野球部は東京都の強豪校として知られる
- 2013年の第95回全国高校野球選手権大会では準優勝の成績を収める
- 最近では2019年の第101回全国高校野球選手権大会に出場するも、2回戦で敗退
帝京高校野球部は、東京都の高校野球の強豪校として知られています。
特に、2013年の第95回全国高校野球選手権大会では準優勝の成績を収めるなど、甲子園での活躍も目覚ましいものがあります。
しかし、最近では2019年の第101回全国高校野球選手権大会に出場するも、2回戦で敗退するなど、やや低迷気味でした。
今回の東東京大会での活躍は、そんな帝京高校野球部にとって、久々の甲子園出場に向けた大きな一歩となったといえるでしょう。
次戦に向けて意気込む帝京高校ナイン
- 8回コールド勝ちで勢いに乗る帝京高校ナイン
- 表西選手は「(決勝も)絶対勝ちます」と気合十分
- 11年ぶりの甲子園出場に向けて、チーム一丸となって戦う意気込みを見せる
東京高校との準決勝を8回コールドで勝利し、勢いに乗る帝京高校ナイン。
1番の表西選手は「(決勝も)絶対勝ちます」と、次戦への強い意気込みを口にしました。
11年ぶりの甲子園出場に向けて、帝京高校ナインはチーム一丸となって戦う姿勢を見せています。
表西選手や富浜選手をはじめとする打線の活躍に加え、投手陣の奮闘にも期待がかかります。
果たして、帝京高校は東東京大会を制し、甲子園への切符を手にすることができるのでしょうか。注目が集まります。
まとめ:帝京高校野球部、11年ぶりの甲子園出場なるか
第106回全国高校野球東東京大会準決勝で、帝京高校野球部が東京高校を13-3と大差で下し、11年ぶりの甲子園出場に王手をかけました。
MAX143キロの速球と多彩な変化球を誇る東京高校のエース・永見光太郎投手を攻略し、18安打13得点の猛攻を見せた帝京高校。
1番の表西優志選手や5番の富浜琉心選手の活躍が光りました。
大阪・豊中リトルシニア出身の表西選手は、前田三夫前監督の誘いで帝京高校に入学し、「野球に没頭できる環境」を手に入れました。
全国屈指の強豪校である帝京高校野球部は、厳しい練習と規律ある生活、そして選手の個性を尊重する指導方針が特徴です。
次戦に向けて意気込む帝京高校ナインの活躍に、大きな注目が集まっています。
11年ぶりの甲子園出場を果たし、更なる高みを目指す帝京高校野球部から、目が離せません。
残念ながら敗れた東京高校ですが、永見投手の好投が非常に目立ちました。
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