第106回全国高校野球選手権南北海道大会決勝が行われ、札幌日大が6-4で立命館慶祥を下し、初の夏の甲子園出場を決めました。
過去3度の南北海道大会決勝敗退から、ついに悲願の全国大会切符を手にした札幌日大ナイン。森本琢朗監督は「応援してもらってきた方々にちょっと恩返しできたかな」と安堵の表情を浮かべました。
初回から果敢な攻撃で先制し、リードを守り抜いた札幌日大
- 初回2死二塁から4番・窪田洋祐の適時打で先制
- 2回無死二、三塁ではエース小熊梓龍の犠飛で加点
- 4回2死二塁から帯川拳誓の適時打でさらに点差を広げる
札幌日大は初回から果敢な攻撃を仕掛け、4番・窪田洋祐の適時打で先制点を奪います。
2回には小熊梓龍の犠飛、4回には帯川拳誓の適時打と着実に加点。
リードを広げた札幌日大は、粘り強く守りを固め、立命館慶祥の反撃を抑え込みました。
終盤の7回に4点を失うピンチもありましたが、MAX143キロの左腕エース小熊が踏ん張り、118球の熱投でチームを勝利に導きました。
守備陣も4試合連続の無失策と安定感抜群の守りで、小熊を援護。
チーム一丸となって掴んだ、悲願の夏の甲子園出場です。
森本監督「応援してもらってきた方々に恩返しできた」
南北海道大会決勝で過去3度敗退していた札幌日大。
4度目の挑戦でついに初の夏の甲子園出場を決めた森本琢朗監督は、「簡単には勝たせてもらえないと思っていた。
応援してもらってきた方々にちょっと恩返しできたかなという思いがあります」と安堵の表情を浮かべました。
チームを支えてきたファンや関係者への感謝の気持ちを口にした森本監督。
長年の悲願を達成した今、さらなる高みを目指して全国大会に挑みます。
甲子園の舞台で、札幌日大ナインがどのような戦いを見せてくれるのか。期待が高まります。
エース小熊「いつも通り自分たちの戦いをしたい」
7回に4失点と一時はピンチに陥ったエース小熊梓龍ですが、直前の準決勝での完封勝利に続き、この日も完投。
「昨日投げてみて力が入っていたと思ったので、力を抜いて、守備に任せて。そういう気持ちで投げた」と冷静に振り返りました。
夏の甲子園は「特別な場所ではあると思うけど、いつも通り自分たちが今までやってきたことに集中して、自分たちの戦いをしたい」と意気込みを語りました。
全国の強豪たちが集う甲子園の舞台で、札幌日大ナインの真の力が試されます。
無失策の堅い守備で勝利を呼び込んだ札幌日大の守備陣
札幌日大の守備陣は、南北海道大会全4試合で無失策という安定感を見せつけました。
最後は三遊間の好プレーで試合を締めくくり、チームの勝利に大きく貢献。守備力の高さは、全国大会でも大きな武器になるはずです。
捕手のリードや内野陣の連携プレー、外野手の好守など、チーム全体で作り上げた堅い守備。
この守備力があってこそ、接戦を制することができました。甲子園でも、この守備力を発揮し、一戦一戦を積み重ねていってほしいですね。
まとめ:札幌日大、悲願の夏の甲子園出場を決める!全国の舞台で躍動なるか
札幌日大が、立命館慶祥を6-4で下し、初の夏の甲子園出場を決めました。
過去3度の南北海道大会決勝敗退から、ついに悲願の全国大会切符を手にしたナインたち。
森本琢朗監督は「応援してもらってきた方々に恩返しできた」と安堵の表情を浮かべ、エース小熊梓龍は「いつも通り自分たちの戦いをしたい」と意気込みを語りました。
無失策の堅い守備に代表されるチームワークの良さが光った札幌日大。
全国の強豪ひしめく甲子園の舞台で、どこまで躍動できるか。
日本一を目指し、まずは春夏通じて甲子園初勝利に期待がかかります。
北海道の代表として、全国の野球ファンを魅了する戦いを見せてくれることでしょう。