大阪桐蔭、5回コールド勝ちで2年ぶり13度目の夏の甲子園出場へ!履正社はまさかのコールド負け

高校野球

第106回全国高校野球選手権大阪大会の準決勝が27日、大阪シティ信用金庫スタジアムで行われ、大阪桐蔭が履正社に12-2の5回コールド勝ちを収めた。

大阪桐蔭は2年ぶり13度目の夏の甲子園出場まであと一歩に迫った。

決勝戦では夏の甲子園初出場を目指す東海大大阪仰星と対戦する。

初回に2点を先制された大阪桐蔭、その裏の猛攻で逆転

  • 先発の中野大虎投手が初回に2点を失う苦しいスタート
  • 後攻の攻撃で打者10人5安打の猛攻を見せ、一気に5点を奪う
  • 内山彰梧選手の逆転2点タイムリーが決勝点に

大阪桐蔭は初回、先発の中野大虎投手が先頭打者に四球を与え、盗塁と犠打で1死三塁のピンチを迎える。

3番の足立直緒己選手の二ゴロ間に1点を先制され、さらに2四球とヒットで2死満塁とされると、辻琉沙選手への死球で2点目を失った。

しかし後攻の攻撃では、1番の吉田翔輝選手と3番の境亮陽選手のヒットで1死一・三塁のチャンスを作ると、4番の徳丸快晴選手がレフトへのタイムリー、続く5番の内山彰梧選手がライトへの2点タイムリーを放ち、一気に3-2と逆転に成功した。

内山選手の逆転タイムリーが、この試合の流れを大きく変える一打となった。

大阪桐蔭は初回だけで打者10人5安打の猛攻を見せ、5点を奪う理想的な立ち上がりを見せた。

履正社の先制点を許しながらも、すぐさま逆転したことで、チームに勢いをもたらした。

2回には打者11人で6点を追加し、リードを広げる

  • 2回も2四球とヒットで無死満塁のチャンスを作る
  • 内山選手が2点タイムリー、宮本楽久選手もタイムリーを放つ
  • 中野投手も2点タイムリーを放ち、11-2とリードを広げる

勢いに乗った大阪桐蔭は、2回の攻撃でも着実に加点していく。

2四球とヒットで無死満塁のチャンスを作ると、4打点の活躍を見せた内山選手がセンターへの2点タイムリー、続く宮本楽久選手もライトへのタイムリーを放ち8-2とする。

さらに中野投手もレフト前への2点タイムリーを放つなど、2回だけで6点を追加し11-2と大量リードを奪った。

履正社の投手陣は制球難に苦しみ、2回までで既に6四死球を与えている。

一方の大阪桐蔭打線は、チャンスでしっかりと結果を出し、着実に加点していった。

中盤までに大量リードを奪ったことで、投手陣にも余裕が生まれた。

3回にはスクイズで12点目、コールド勝利を決定づける

  • 3回も徳丸選手の安打などで1死一・三塁のチャンスを作る
  • 岡江伸英選手のスクイズが決まり、12-2とリードを広げる
  • 中野投手は2回以降無失点に抑え、コールド勝利を決定づける

リードを広げた大阪桐蔭は、3回の攻撃でも徳丸選手の右安打などで1死一・三塁のチャンスを作ると、岡江伸英選手のスクイズが決まり12-2とした。

中野投手は2回以降、毎回走者を出しながらも無失点に抑え、5回コールド勝利を決定づけた。

序盤のリードを守り切った中野投手の粘り強い投球も、勝利の大きな要因となった。

打線が大量得点を奪う中で、リズムを崩さずに投げ続けたことで、チームを勝利に導いた。12-2という大差でコールド勝ちを収め、投打ともに隙のない試合運びを見せた。

過去の対戦成績は大阪桐蔭がリード、昨秋の近畿大会でも接戦を制す

  • 両校は過去2年連続で決勝で対戦、昨年は履正社が勝利
  • 一昨年は大阪桐蔭が7-0で勝利を収めている
  • 昨秋の近畿大会・大阪府予選決勝でも3-2で接戦を制す

大阪桐蔭と履正社は、近年夏の大阪大会で好対照を繰り広げてきた好敵手同士だ。

過去2年連続で決勝で対戦しており、昨年は履正社が3-0で勝利を収めたが、一昨年は大阪桐蔭が7-0で下している。

昨秋の近畿地区大会・大阪府予選の決勝でも激突し、3-2で接戦を制したのは大阪桐蔭だった。

通算成績では大阪桐蔭がリードしているものの、ここ数年は互角の戦いが続いている。

その中で今回、序盤から大量得点を奪って主導権を握ったことが、大阪桐蔭にとって大きな意味を持つ勝利となった。

勢いに乗る履正社を下し、再び夏の甲子園切符をつかみたいところだ。

内山彰梧選手は4打点の大活躍、チームの勝利に大きく貢献

  • 1回には逆転2点タイムリーを放ち、試合の流れを変える
  • 2回にも2点タイムリーを放つなど、計4打点の活躍
  • 夏の大阪大会でも打棒が光り、チームの勝利に貢献している

この日の大阪桐蔭の勝利には、内山彰梧選手の活躍が光った。

1回には逆転2点タイムリーを放ち試合の流れを大きく変えると、2回にも2点タイムリーを放つなど、計4打点の大活躍を見せた。

5番に座る内山選手は、勝負強さとパンチ力を兼ね備えた強打者だ。

夏の大阪大会でも、要所で長打を放つなどチームの勝利に大きく貢献している。

準々決勝の上宮太子戦では本塁打を放つなど、打棒が冴え渡っている。

強豪校との対戦が続く中で、中軸を担う内山選手の活躍がチームを勝利に導いている。

2年ぶり13度目の夏の甲子園出場へ、東海大大阪仰星との決勝戦に臨む

  • 2年ぶり13度目の夏の甲子園出場まで、あと1勝に迫る
  • 決勝戦では夏の甲子園初出場を目指す東海大大阪仰星と対戦
  • 全国屈指の名門校として、甲子園でも躍動する戦いに期待

5回コールド勝ちを収めた大阪桐蔭は、2年ぶり13度目の夏の甲子園出場まで、あと1勝に迫った。

28日に行われる決勝戦では、夏の甲子園初出場を目指す東海大大阪仰星と対戦する。

東海大大阪仰星は、大阪の強豪校として知られ、この夏も勢いに乗っている。

大阪桐蔭は全国屈指の名門校だけに、甲子園でも優勝を目指す戦いを期待されている。

2年連続の夏の甲子園出場を逃しただけに、今年はその雪辱を果たしたいところだ。

内山選手ら打線の活躍と、中野投手を中心とした投手陣の安定感が、チームを全国の舞台へと導くことができるか。注目の一戦となりそうだ。

まとめ

大阪桐蔭が5回コールド勝ちで、2年ぶり13度目の夏の甲子園出場に王手をかけた。

初回に2点を先制されるも、その裏の猛攻で逆転し、2回以降も着実に加点。

内山彰梧選手の4打点など打線が爆発し、投げては中野大虎投手が2回以降無失点に抑えるなど完勝だった。

好敵手の履正社を下し、勢いに乗る大阪桐蔭。

2年ぶりの夏の甲子園出場を決める決勝戦では、東海大大阪仰星と対戦する。

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