7月27日、第106回全国高等学校野球選手権栃木大会の準決勝が行われ、作新学院と石橋が対戦した。
昨年の神宮大会で準優勝を果たした作新学院が注目される中、石橋が3-1で勝利を収め、初の栃木大会決勝進出を果たした。
石橋が先制点を奪い主導権を握る
- 2回に1点を先制した石橋が優位に試合を進める
- 作新学院は前半5回までノーヒットに抑えられる
試合は2回に石橋が1点を先制し、主導権を握る展開となった。
その後も石橋の先発・柳田瑛太投手が好投を見せ、作新学院打線を完全に封じ込める。
石橋が着実に加点し、5回までに3-0とリードを広げた。
作新学院は反撃に転じたいところだったが、柳田投手の前に6回まで無得点。
打線が沈黙する中、投手陣も石橋打線を抑えきれず、苦しい展開が続いた。
7回に1点を返すも反撃及ばず
- 7回に1点を返した作新学院だが、反撃はそこまで
- 石橋が3-1で勝利し、初の栃木大会決勝進出を決める
作新学院は7回、石橋の2番手・入江祥太投手から1点を返したが、反撃はそこまでだった。
結局、3-1で敗れ、昨年の神宮大会準優勝校が姿を消す結果となった。
一方の石橋は、県内屈指の進学校として知られる学校だが、野球でも躍進を遂げている。
今回の勝利で、同校は初めての栃木大会決勝進出を果たし、初出場となる夏の甲子園へあと一歩に迫った。
作新学院・小川哲平投手の好投も実らず
- 5回途中から登板した小川哲平投手が無失点に抑える
- チームの敗戦で小川投手の好投も実らなかった
作新学院では、注目の小川哲平投手が5回途中からマウンドに上がり、石橋打線を無失点に抑えるナイスリリーフを見せた。
小川投手は昨夏の甲子園でも活躍し、MAX148キロを誇る剛腕で「江川2世」として注目を集める存在だった。
しかし、リードを許した展開の中での登板となり、チームの敗戦が決まれば、小川投手の好投も実らなかった。
昨年の神宮大会での活躍が記憶に新しい作新学院だが、この日は打線が振るわず、悔しい結果となった。
小川哲平投手の動画はこちら
石橋が初の栃木大会制覇なるか
- 石橋は県内屈指の進学校として知られるが、野球でも躍進中
- 初の栃木大会決勝進出で、悲願の夏の甲子園出場に王手
石橋は、県内でも有数の進学校として知られている。
部活動も盛んで、特に野球部は最近躍進が目覚ましい。今大会でも、強豪校との対戦を制し、勢いに乗っている。
今回の勝利で石橋は初の栃木大会決勝に駒を進めた。
同校には過去に夏の甲子園出場の経験はなく、悲願の初出場に王手をかけた格好だ。
まとめ
第106回全国高等学校野球選手権栃木大会準決勝で、石橋が作新学院を3-1で下し、初の決勝進出を決めた。
作新学院は昨年の神宮大会準優勝校だが、この日は打線が沈黙。
小川哲平投手の好投も実らなかった。
一方の石橋は、野球部の躍進が目覚ましい県内有数の進学校。
今回の勝利で初の夏の甲子園出場に王手をかけた。次は初の栃木大会制覇なるか。
夏の甲子園への切符をつかむのは、作新学院を下した石橋か、国学院栃木か。栃木大会も残すは決勝のみ。大会はクライマックスを迎えている。